クエ(スズキ目ハタ科)


クエについて
スズキ目ハタ科
サイズは1メートルを超え、目方は50キロを超えるような特大のサイズまで成長する魚です。
幼魚の時はかなりはっきりした縞模様があります。上の画像の右のもの。サイズが大きくなるにつれ縞模様は薄くなってきます。個体差はありますが、大きなものになるとかなり模様は薄くなります。
国内で流通する魚の中でトップクラスの価格と評価を得ている魚です。誰もが知っている高級魚。
しかし、巷でクエと呼ばれる魚には多種多様があるんです。ハタ科の魚全般をクエと呼んだりするものですから、色んなクエが出回っています。
九州などでは、「アラ」と呼ばれたりしますが、和名で「アラ」と呼ばれる種類が別にあり、違う種類の魚です。
その為に、室戸でも本種は「本クエ」と呼んでいます。室戸でもクエとつくものは、その他に6種類ほどあります。
最近はクエも養殖物が出回るようになってきました。一般的に流通している物の多くは養殖物と思われます。天然ものの数は常に少なくあまり出回ることはありません。
養殖技術もかなり良くなってきているようですが、現段階では、一般的に天然物の方が味の評価が高いようです。
この魚の料理方法で、真っ先に思い浮ぶのが「クエ鍋」。大相撲九州場所の始まる11月に入る頃になると価格が一気に急騰します。冬以外なら頑張れば何とかなるかもしれません。夏場でもかなり高い部類になりますけどね。
クエは旬は冬と言われますが、年中美味しい魚なので冬以外の季節でもクエの旨さは存分に楽しめます。
●水揚げ頻度
日本海側萩・益田で比較的よく水揚げされます。また、鳥取でも時折水揚げされます。太平洋側、室戸、土佐清水も時々水揚げされます。
●味の評価
高級魚、美味しい魚として知られています。
●流通価格
高値安定の高級魚。常に高値で流通します。特に11月~2月の冬の時期には高騰します。
クエの調理法など

クエの刺身

活クエ
良く利用される調理方法
鍋物、刺身、煮付け、蒸し物、ムニエル、ポアレ、唐揚げ、フライなど。
鍋物だけでなく、刺身でもかなり美味しく食べれる魚です。弾力のある身質やほんのりと脂の乗った甘みのある味わいは、他の魚では中々味わえない感覚です。油との相性も非常によく、洋食の素材としても一級品の味わいを楽しめる魚です。
クエを食べたお客さまからの声
お客さまからのお便りその1
クエは本当に絶品でした。
今まで、何度かインターネットでクエを購入したことがありますが、あれだけのものが、あの値段でいただけるのはまさに初めてのことです。
お客さまからのお便りその1
とても美味しく頂いております! まずは鍋と刺身に、昨日はお頭の左半分を煮付けで食べました 。 よく脂も乗っていて、身も引き締まり美味しかったです。
運良く、土曜だったので解体の手伝いも出来、見物も出来ました。
父も道具をフル活用して、何だかんだ良いながら嬉しそうに解体していました。
今晩は縁側を握り寿司にしてくれるそうなので今からとても楽しみです。
捨てるところの無い魚なので、しばらく満喫させていただきます。
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各産地での月度別状況
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播磨灘 |
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土佐清水 |
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萩・益田 |
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有明海 |
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この魚を更に詳しく知りたい場合は、こちら クエ
ぼうずコンニャクさんの市場魚介類図鑑にリンクされてます。