松葉ガニの茹で方
■松葉ガニを茹でる作業はかなり難しいです。特に茹で加減の調整が難しいのでご注意下さい。
- 活きた状態の松葉ガニをいきなり湯の中へ入れると松葉ガニが足を外してしまいます。そのため最初に松葉ガニを〆る作業を行います。たっぷりの水の中へ松葉ガニが動かなくなるまでしばらくつけておきます。
- 松葉ガニが動かなくなったら、タワシなどで表面を水洗いし、汚れを取り除いて下さい。
- かなり大きめの鍋に海水ほどの塩辛さの塩水をたっぷり入れ沸かす。 目安として、1リットル当り20g程度の塩を入れて下さい。松葉ガニが十分に入る大きさの鍋をご用意下さい。 鍋が小さいとカニを鍋に入れた際に湯の温度が下がりすぎるために美味しく茹で上げることが出来ません。
- 沸騰したら松葉ガニの甲羅を必ず下に向け、かに全体が湯につかるように入れて下さい。かにが浮いてくるような場合は、必ず落し蓋をして下さい。 甲羅を下に向けずにボイルするとカニ味噌が湯の中に流れ出たり、きれいに固まりません。
- 松葉ガニを入れるとお湯の温度が一旦下がりますのでお湯が再沸騰してから、中火にして20~30分強位を目安に茹でてください。松葉ガニのサイズによって茹でる時間が多少異なります。
- 茹であがりましたらすぐに冷水をかけて荒熱を取ってください。冷水につけることによって身のぱさぱさ感がなくなりよりおいしく食べれます。
■茹で時間が短かかった場合、カニ味噌が固まらず湯に流れ出てしまいます。また甲羅の中が黒っぽい色になる場合があります。
■茹で時間が長い場合は身がパサつきます。また塩水が身に入り塩辛くなる場合があります。
松葉ガニの蒸し方
- 活きた状態の松葉ガニを、いきなり湯の中へ入れると、足が取れてしまうので、たっぷりの水の中へ、動かなくなるまでしばらくつけておきます。
- 松葉ガニが動かなくなったら、タワシなどで表面を水洗いし、汚れを取り除いて下さい。
- 松葉ガニが、丸ごと入るかなり大きめのサイズの蒸し器でお湯を沸騰させます。蒸し器がない場合は、大き目の鍋の中に皿等を入れ蒸し器の代役として利用して下さい。
- 沸騰したら、松葉ガニの甲羅を必ず下に向けて蒸し器の中に入れて下さい。
- 蓋をして約20~30分程度で蒸し上がります。蒸し過ぎると身が硬くなりますのでご注意ください。
- 蒸し器に入れる水を、酒で1対1で割って利用すると酒蒸しのようになり風味が出ます。