境港サーモン（ギンザケ）（境港産養殖物）

■境港サーモン

境港サーモンはギンザケを養殖したものです。ギンザケは太平洋北部に生息するサケの1種です。ただし日本の河川に遡上する種類ではなく、基本的には日本近海で水揚げされません。

ギンザケは世界各地で養殖されている種類です。日本でも古くから養殖されています。特に近年は日本各地で養殖されています。

境港サーモンは稚魚の間の約1年間ほどは大山から湧き出る伏流水で育てられます。その後日本海の弓ヶ浜沖の美保湾で約6か月ほどの期間育てられます。

一般的な養殖と比べて飼育密度を落とした広々とした飼育環境で育てられます。また出荷時にも「フィッシュポンプ」を使い、魚体に傷が付かないように丁寧に水揚げされます。水揚げ後直ぐに1尾づつ活〆処理がなされて出荷されていきます。

良く利用される調理方法

刺身、ムニエル、塩焼き、フライ、マリネ、煮物など。

サケの仲間は通常寄生虫がいる事が多く、古くから加熱をして食べる食材とされていました。しかし養殖をしたものに寄生虫は基本的にいません。理由としては養殖に使われる餌には加工や冷凍したもの、乾燥させたものが使われるために寄生虫が活きた状態で魚に入る事がないためです。

養殖した生で食べる事が可能なサケを「サーモン」と呼び、天然のサケで食するのに加熱を必要とするものを、「鮭」「サケ」と区別をして呼んで流通させています。

■産地：鳥取県の紹介

鳥取県と言えば鳥取砂丘。砂丘のイメージが強いと思います。鳥取県の海岸線は砂浜が非常に多く、岩場や岩礁地帯は少ない事が特徴です。

水産王国として知られている鳥取。日本海の恵みを存分に満喫できる産地です。松葉ガニやベニズワイガニの産地として知らます。

境港サーモンは名前の通り、境港の弓ヶ浜沖で養殖されています。