九州有明海の特徴
干潟で有名な有明海。干潟が独自の生態系を作り出しています。有明海の特殊な環境ならではの珍しい魚介類が水揚げされます。
有明海と干潟 |
夜明の有明海と干潟 |
有明海くもで漁 |
有明海沿岸 |
九州北部にある九州最大の湾です。福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県にまたがってある内海です。
遠浅の湾で干満差の非常に大きな事が特徴です。潮の干満差は3~5mほどになります。そのため数km沖まで干潟が出現します。
また非常に多くの河川が有明海には注いでおり、川から流入する大量の淡水の影響で塩分濃度の変化も大きくなっています。
また河川より流れてくる土砂や泥が非常に多く、湾の奥では泥が海水に交じり、海水は濁っているエリアが非常に多くなっています。
この干潟が有明海特有の生態系を作り出し、珍しい魚介類が生息する環境となっています。
有明海の◎
- 珍しい独自の魚種
- 活ものが多い
- 季節感ある水揚げ
有明海の×
- 一般的な魚が少ない
- 関東・信越エリアは発送日翌々日着
有明海で水揚げされるちょっと変わった魚介類
干潟で有名な有明海。ここだけの特殊な環境がここだけの特殊な魚たちを育みます。
有明海の変わり種の生き物を紹介。
● ムツゴロウ
有明海を代表する魚です。日本では有明海と八代海だけに生息するハゼ科の魚です。有明海近隣では古くから食用の魚として身近です。
● エツ
日本では有明海周辺にのみ生息しているカタクチイワシ科の魚です。。漁期も決まっており、5月~7月20日と定められており、この時期しか味わう事が出来ない魚です。
● ハゼクチ
有明海と八代海にのみ生息している非常に珍しいハゼの種類です。非常に大きく成長するハゼで50cm程まで成長します。
● アナジャコ
日本中の干潟に住んでいますが食用とする地域は殆どありません。穴を掘って生息するため殻が柔らかく唐揚げにすると殻ごと食べられます。筆を使ったマジャク漁が有名。